人生はモーグルスキー~みかんからマンダリンオレンジへ~
人生はモーグルスキー
2018.11.29 in my tiny room in London
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<要約すると>
①人生のターニングポイント=「こぶ」
②私の前に表れた「こぶ」
③「こぶ」の乗り越えかた
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これまでの人生における「ターニングポイント」はいつでしたか。
ターニングポイント。モーグルスキーで、こぶのある雪の斜面を滑る姿を思い浮かべてみる。斜め右にまっしぐらに滑っていたのに、あるポイントで急に方向転換を余儀なくされる。一度通り過ぎた「こぶ」にはもう戻れない。新しく開けた方向にまた、まっしぐらに進んでいくしかない。(=Wii Sportsでの体験談に基づく)
私の人生にも振り返れば、色々なターニングポイントがあったと思う。そのほとんどが、「後から思えばあれがターニングポイントだったのかも。」と思うもの。無意識ターニングポイントである。
そんな私がほとんど初めて、いま自分がターニングポイントに立っていることを認識した、意識的ターニングポイントがこの2018年11月だった。
ハイライトは二つ。
①進路をついに決めたこと。
②長期的な関係を確信していた人と、別の道を歩んでいくことになったこと。
フラットメイトいわく、「就職先を得て、人生の就職先を失った」(笑)
ボストンに向かう飛行機に乗り込んだ自分と、ニューヨークから到着した飛行機から降りた自分では、感情も期待も将来像もまるっきり違うものになっていた。ニューヨークからロンドンまでの飛行機のなか、時折窓の外(9割雲)を眺めながら、ただぼーっとしていた。
自分の部屋についたとたん、留学にきてはじめてちゃんと体調を崩し、全治 (自己判断) 3日の「引きこもり未遂」と3週間の「気管支炎」になった。
大学に入る前の私だったらここで万事休す、プレッシャーとショックに押しつぶされてしまったかもしれない。
でも今の自分は、大学に入る前の自分とは全く違う。私はこの3年半で、800人以上(FB比)の新しい仲間と出会い、「鎌倉産温室&段ボール育ちのみかん」から、「日英共同開発・野ざらしマンダリンオレンジ」に変わりつつあると思う。18年間温室で教わったことの数々は、今でも私の大切な指針。
でも、温室の壁には貼られていなかった新しい常識もこの3年半で沢山知った。そのなかでも一番大きかったのが「人生のとらえ方」「自分の表し方」「壁の乗り越え方」である。
私が体験から学び、気づき始めてきたことはほとんど、帰国後の「引きこもり未遂」生活で出会った、この3人の言葉に体現されているので紹介したい。時間がなければ、③の18:23~だけでも見てほしい。
①人生のとらえ方 GoodThink, Inc.: Shawn Achor
私たちは一つ目標を達成するたびに、またもっと高い目標を定める。
目標のレベルが高くなるたび、幸福はまた一歩先に「お預け」になる。
今ある幸せを意識することがもつ、本当の力とは。
②自分の表し方 Social psychologist: Adam Glinsky
'Speak Up’は難しい。「言ったらめんどくさがられるかな」と思って控え目になると、得られたはずのものが得られない。「どう思われてもいいや」と思ってぶつかってみると、言う前よりも最悪な結末が待っていたりする。
自分の思いを'Speak Up'し、相手に受け入れてもらうには、ちょっとした工夫が必要なようです。
③壁の乗り越え方 Facebook,Inc. COO: Sheryl Sandberg
Sherylはこのスピーチの1年前、最愛の夫を亡くしています。自分の思い通りにならないことにぶつかった時、その状況のとらえ方と起き上がり方次第で、人はさらに強くなれる。
※このスピーチの9:30あたりで'Kick the shit out of Option B'というスローガンが出てくるのですが、これの意味を解説していただける方がいらっしゃったら嬉しいです!
字幕を必死に追いながらも、母語とは違うスピーチに感動できたことも嬉しい。これから何度も訪れるであろうターニングポイントでも、この3人の応援団が助けてくれるのではないかと思う。
このブログは「いま自分のもとにある幸せに感謝しながら、バランスのとれた倫理観を持ち、きちんと声に出すことを恐れずに、これからぶつかるであろうどんな壁も乗り越えていく」という決心に代えて。
今日はかなりパーソナルな内容になってしまいましたが、また留学のこと、就活のこと、政治のこと、歴史のこと、旅行のことなどを書いてみたいと思います。
大切な時間を割いて読んでくださり、ありがとうございます。
ayako-or-moriko